國比呂少年怪異譚
月曜日。
仕事が終わって家に帰り着いたら、彼女から電話があった。
「ユウくん、あれ凄いよ。リンフォン。ほんとパズルって感じで、動物の形になってくの。仕事中もそればっかり頭にあって、手につかない感じで。マジで下手なテレビゲームより面白い」
と、一方的に興奮しながら彼女は喋っていた。
電話を切った後、写メが来た。
リンフォンを握っている彼女の手が写り、リンフォンから突き出ている、熊の頭部のような物と足が2本見えた。
俺は、良く出来てるなぁと感心し、その様な感想をメールで送り、やがてその日は寝た。
次の日、仕事の帰り道を車で移動していると、彼女からメールが。
『マジで面白い。昨日徹夜でリンフォンいじってたら、とうとう熊が出来た。見にきてよ』という風な内容だった。
俺は苦笑しながらも、車の進路を彼女の家へと向けた。
「なぁ、徹夜したって言ってたけど、仕事には行ったの?」
着くなり俺がそう聞くと、
「行った行った。でも、おかげでコーヒー飲み過ぎて気持ち悪くなったけど」
彼女が答えた。
テーブルの上には、4つ足で少し首を上げた、熊の形になったリンフォンがあった。
「おぉっ、マジ凄くないこれ?仕組みはどうやって出来てんだろ」
「凄いでしょう?ほんとハマるこれ。次はこの熊から鷹になる筈なんだよね。早速やろうかなと思って」
「おいおい、流石に今日は徹夜とかするなよ。明日でいいじゃん」
「それもそうだね」
彼女は言い、簡単な手料理を2人で食べて、その日は帰った。
ちなみに、言い忘れたが、リンフォンは大体ソフトボールくらいの大きさだ。
仕事が終わって家に帰り着いたら、彼女から電話があった。
「ユウくん、あれ凄いよ。リンフォン。ほんとパズルって感じで、動物の形になってくの。仕事中もそればっかり頭にあって、手につかない感じで。マジで下手なテレビゲームより面白い」
と、一方的に興奮しながら彼女は喋っていた。
電話を切った後、写メが来た。
リンフォンを握っている彼女の手が写り、リンフォンから突き出ている、熊の頭部のような物と足が2本見えた。
俺は、良く出来てるなぁと感心し、その様な感想をメールで送り、やがてその日は寝た。
次の日、仕事の帰り道を車で移動していると、彼女からメールが。
『マジで面白い。昨日徹夜でリンフォンいじってたら、とうとう熊が出来た。見にきてよ』という風な内容だった。
俺は苦笑しながらも、車の進路を彼女の家へと向けた。
「なぁ、徹夜したって言ってたけど、仕事には行ったの?」
着くなり俺がそう聞くと、
「行った行った。でも、おかげでコーヒー飲み過ぎて気持ち悪くなったけど」
彼女が答えた。
テーブルの上には、4つ足で少し首を上げた、熊の形になったリンフォンがあった。
「おぉっ、マジ凄くないこれ?仕組みはどうやって出来てんだろ」
「凄いでしょう?ほんとハマるこれ。次はこの熊から鷹になる筈なんだよね。早速やろうかなと思って」
「おいおい、流石に今日は徹夜とかするなよ。明日でいいじゃん」
「それもそうだね」
彼女は言い、簡単な手料理を2人で食べて、その日は帰った。
ちなみに、言い忘れたが、リンフォンは大体ソフトボールくらいの大きさだ。