國比呂少年怪異譚
ほっとしたのも束の間、『仏様に何かされたのではないか』と棺桶を確認すると、棺桶の外側には、無数の爪痕が残されていたそうだ。

そして、周りには大量の獣の毛が散乱していた。

しかし仏様には爪痕はおろか、獣の毛も1本たりとも入った様子は無い。

同時に全身に鳥肌が立ち、慌てて掃除したそうだ。

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