君のその小さな背中が 【その背中、抱きしめて】番外編SS
「はあっ!?」
大地のあまりの大声に、周りが全員振り向く。
それでも構わずに大地は大声で話し続けた。
「何言ってんだ、お前!ポジション替えるだけならまだしも、利き手じゃない方でスパイク打てるわけねーだろ!」
「練習すりゃどうにかなるよ」
「なんねーよ!!てか急に何なんだよ!」
うるせーな。
あのフォームに惚れたんだよ。
あの小さい背中に惚れたんだよ。
俺もあぁなりてーんだよ。