君のその小さな背中が 【その背中、抱きしめて】番外編SS
「あのさ、いきなりで悪ぃんだけど、そのサトウ先輩のことで知りたいことあんだけど…」
おかしいだろ。
普通こんなこと聞かねぇだろ。
自分にツッコミ入れながら、自分自身に幻滅する。
(どんだけ必死なんだよ…俺)
「うーん、俺自身は接点ないけど女バレに仲いいやついるから、聞いてみようか」
「マジ!?」
こんなミラクルってあんのか?
すげえ。。。
「何知りたいの?」
「サトウ先輩の行く高校知りたいんだけど」
知りたいことはただ一つ。
ユズカ先輩の高校。
それで、俺も来年そこに行く。