君のその小さな背中が 【その背中、抱きしめて】番外編SS
「わかった、聞いとくよ。じゃあLINEのID教えてよ。わかったら連絡する」
なんて優しいんだコイツ。
初対面の俺にここまでしてくれんのか。
(俺だったら絶対しないな…)
LINEのIDを交換してお互いのチームに分かれた。
午後の試合が始まる前に、大地に軽く今の話をしておいた。
驚いてたけど、また自分のことのように喜ぶ。
そして
「マジで重いよな、お前!」
ってゲラゲラ笑いながら俺の背中を叩いた。
「重くねぇし」
ちょっとでもイイ奴だと思った途端これだからな…。