四門メグへの手紙~魔女の瞳番外編~
ジルコー曰く、魔力を持つ者の血肉を食べる事で、ジルコー自身の魔力も高まるのだそうです。
つまり魔女である私の髪の毛を食べれば、私の魔力がジルコーの魔力となる。
成程、彼が私の血肉を欲しがる訳です。
「だが、その猟奇殺人の犯人とやらは違うな」
ジルコーが呟きました。
「そいつは話に聞く限り、無差別に人間を食らってやがる…魔力を欲しているとか目的がある訳じゃねぇ…ただ食欲を満たす為に食ってるだけだ。同じ食人行為とはいえ、一緒にされるのは反吐が出るぜ」
…少し気になる発言です。
「ジルコーは…食欲を満たす為に人間を食べる訳じゃないんですか?」
「一緒にすんなつっただろ」
ギロリと。
私に襲い掛かってきた時と同じ鋭い眼で、ジルコーは私を睨みました。
「俺が食うのは同じ人間でも魔力を持つ奴だけだ。腹を満たすだけなら犬や猫食ったって構わないんだからな。俺が魔力を持つ人間を食うのは、自分の魔力を高める為だ」
『魔道に関わりのない人間は食べない』
それは彼のポリシーのようでした。
つまり魔女である私の髪の毛を食べれば、私の魔力がジルコーの魔力となる。
成程、彼が私の血肉を欲しがる訳です。
「だが、その猟奇殺人の犯人とやらは違うな」
ジルコーが呟きました。
「そいつは話に聞く限り、無差別に人間を食らってやがる…魔力を欲しているとか目的がある訳じゃねぇ…ただ食欲を満たす為に食ってるだけだ。同じ食人行為とはいえ、一緒にされるのは反吐が出るぜ」
…少し気になる発言です。
「ジルコーは…食欲を満たす為に人間を食べる訳じゃないんですか?」
「一緒にすんなつっただろ」
ギロリと。
私に襲い掛かってきた時と同じ鋭い眼で、ジルコーは私を睨みました。
「俺が食うのは同じ人間でも魔力を持つ奴だけだ。腹を満たすだけなら犬や猫食ったって構わないんだからな。俺が魔力を持つ人間を食うのは、自分の魔力を高める為だ」
『魔道に関わりのない人間は食べない』
それは彼のポリシーのようでした。