四門メグへの手紙~魔女の瞳番外編~
相手がグールだとすると、やっぱりその縄張りは墓場近辺という事になります。
「この街には墓地がどのくらいある?」
「海沿いに外人墓地があります。多分火葬して埋葬する日本式の墓地には寄り付かないんじゃないでしょうか」
私の言葉に、ジルコーはヒュウッ、と口笛を吹きます。
「なかなか冴えてるじゃねぇか。確かにな」
これでかなり絞り込めました。
外人墓地へ。
そこで張っていれば、恐らくはグールに遭遇できる筈です。
「じゃあ早速行きましょう。案内します」
歩き始めた私に。
「待った待った」
ジルコーは声をかけます。
「お嬢ちゃん、ちゃんと戦略は立ててんだろうな?」
「え…戦略?」
キョトンとする私。
ジルコーは額に手を当てて溜息をつきます。
「やれやれ…仮にも魔女なら、戦闘前にプランくらい立てておけっての」
「……」
そうでした。
戦場では冷静であれ。
戦略も立てずに猪突猛進など愚の骨頂。
メグさんに叱られちゃいそうですね。
「この街には墓地がどのくらいある?」
「海沿いに外人墓地があります。多分火葬して埋葬する日本式の墓地には寄り付かないんじゃないでしょうか」
私の言葉に、ジルコーはヒュウッ、と口笛を吹きます。
「なかなか冴えてるじゃねぇか。確かにな」
これでかなり絞り込めました。
外人墓地へ。
そこで張っていれば、恐らくはグールに遭遇できる筈です。
「じゃあ早速行きましょう。案内します」
歩き始めた私に。
「待った待った」
ジルコーは声をかけます。
「お嬢ちゃん、ちゃんと戦略は立ててんだろうな?」
「え…戦略?」
キョトンとする私。
ジルコーは額に手を当てて溜息をつきます。
「やれやれ…仮にも魔女なら、戦闘前にプランくらい立てておけっての」
「……」
そうでした。
戦場では冷静であれ。
戦略も立てずに猪突猛進など愚の骨頂。
メグさんに叱られちゃいそうですね。