四門メグへの手紙~魔女の瞳番外編~
「あ」

そうでした。

共闘する代わりに、私はジルコーに髪をあげる。

そういう約束でした。

でも。

「…ん~」

私は少し考えます。

「髪、もう少し伸びてからじゃ駄目ですか?」

「はあ!?」

ジルコーが素っ頓狂な声を上げました。

「だって」

私は彼に向かってクスッと笑いかけます。

「今の髪型、私気に入ってるんです。切るならもう少し伸びてから。それまで待っててください」



















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