翼をください
それからみんながいる神社に戻って、何事もなかったかのように、お祭りを楽しんだ。
それから唯たちから連絡が来て、合流した。
「どう?楽しかった?」
と、笑顔で聞く唯の手は、しっかり怜の手と繋がっていて、声色や表情からも、楽しかったんだろうな、と分かった。
それからまだ花火大会まで時間があったので、また4人で屋台を回った。
やっぱり楽しい時間はあっという間で、すぐに花火大会の開始時間になった。