翼をください
Please give me a wing.
あの日から、幾つもの季節が巡って、4年以上の月日が経った。
あの日からしばらく、私たち3人は涙を流す日が続いた。
けど、その度にお互いに励まし合ってきた。
そんな私たちも、もうすっかり大学生で……
私は医療、看護系の大学に進んだ。
っていっても、もう卒業で社会人になる。
それから、今日、久しぶりに皆で会うことになった。
けど、その前に私は花束を買った。
その花束を持って、私は翼の元へ向かう。