翼をください




少し慌てる翼に、笑が溢れて、皆で笑った。




それから少し歩くと、屋台が見えてきた。




「わー!たくさんあるー!」




地元とは比べ物にならないくらいの屋台の数。




「ね、何する?」




心が弾む。




「お腹空いたから何か食べたい!」




「じゃあ、何個かかってから、そこでレジャーシート敷いて食べよう!」




と、河原を指差した。




それから、唯と怜、私と翼に分かれて屋台を回った。





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