翼をください




前を歩く翼に、後ろをついて行く私。




手を繋いだまま。




不思議とあまりない会話に居心地の悪さを感じなかった。




翼と一緒にいて、居心地の悪さなんて感じたことがない。




もちろん、唯も怜にもだけど。




どんなことがあっても、翼となら前を向いて歩いていける気がする。





「あ、柚。前見て」




そう言われて、翼の横から顔をだす。




すると、そこには光が。




きっとあそこに何かがあるんだろう。





< 97 / 200 >

この作品をシェア

pagetop