戦国の世−姫達の心−
ゼーハーゼーハー


着物は重いもので、息が荒れた



「姉さま!!見て下され!信長様からコンペイトウをもらったのです。」
 


「江。コンペイトウ頂いたのか。よかったな。だが、ドタバタ廊下を走ってはならぬと何度言えばわかるのじゃ。息まできらせて来て…全く…」





「ごめんなさい。茶々姉様…以後気をつけます。」




怒られて、しゅんとした江でした


それを見ていた初様がコンペイトウに目が言った!



宝石みたいで綺麗で、いい匂いのコンペイトウに






「江!初は、コンペイトウ食べたいぞ!1つくれないか?」



「初姉様!もちろんです。とっても綺麗でしょ?コンペイトウとは!」




はいっとひと粒コンペイトウを渡した


その頃は、コンペイトウとはめったになかった。



「そのようじゃの。とっても綺麗じゃ。
ん〜!甘いくて美味しい…!!」
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