本当の遠距離恋愛 1
しかし、次第に 「貸し」の文字は増えていった。
貸し2万円
貸し3万円
たまに返済済みの赤線は引けたが「貸し」の方が増え、
総額、愛美への貸しは
貸し35万円
になっていた。
(もうきちんと言わないと・・・)
他人には厳しいがお金が絡むとなぜか消極的の紗希だった。
昼食時。
「ねえ、愛美・・」
「うん!?」
「あの・・お金のことだけど・・」
「あっ!ごめん!今度返すから!」
「・・・愛美・・・もう35万円になってるんだけど・・」
「うそ!」
「・・・ホント!」
「ヤバイな(笑)」
愛美は少し困惑した表情ををみせたが、
「月々の分割でちゃんと返していくから、
もうちょっと待って!」
と言いそそくさと病棟に戻って行った。
何か紗希が悪い事でも言ったかのような雰囲気になった。
貸し2万円
貸し3万円
たまに返済済みの赤線は引けたが「貸し」の方が増え、
総額、愛美への貸しは
貸し35万円
になっていた。
(もうきちんと言わないと・・・)
他人には厳しいがお金が絡むとなぜか消極的の紗希だった。
昼食時。
「ねえ、愛美・・」
「うん!?」
「あの・・お金のことだけど・・」
「あっ!ごめん!今度返すから!」
「・・・愛美・・・もう35万円になってるんだけど・・」
「うそ!」
「・・・ホント!」
「ヤバイな(笑)」
愛美は少し困惑した表情ををみせたが、
「月々の分割でちゃんと返していくから、
もうちょっと待って!」
と言いそそくさと病棟に戻って行った。
何か紗希が悪い事でも言ったかのような雰囲気になった。