本当の遠距離恋愛 1
 翌日。

 申し送りが終わり白衣から私服に着替え病院を出ようとすると、

 「紗希!」
 と肩をたたかれた。

 愛美だった。

 「おはよ!」
 
 「おはよ」

 「夜勤?」

 「うん」

 「おつかれ!ねえ、今日空いてる?」

 「うん、特に用事はないけど・・」

 「ちょっと飲まない?」

 「いいよ」

 「じゃあ、18時にいつもの居酒屋で」

 「うん」

 
 久しぶりに愛美と飲む。

 何を話していかわからなかった。

 借金もまだある。

 
 少し憂鬱になり紗希はシャワーを浴び眠りについた。




 
< 23 / 68 >

この作品をシェア

pagetop