デスアンサー・二校目
ぞくっと質問さんの時とは違う恐ろしさ。

俺はもうこの女から離れることはできない。一生、いや、死んでも隣にいなければいけないんだ。

「じゃあありと、私たちも逃げよっか」

「あ…あぁ…」

どうしたらいい。どうしたらこいつから離れられる。

離れたい。別れたい。近寄るな。

「どうしたの?早く逃げよ?」

パンッ

「あ…」

気がついたら、ういが伸ばしてきた手を叩いてしまっていた。

「…ありと」

「…っ!!!」

俺は理科室から逃げるように出て行った。そして、ついに理科室にいるのはうい、ただ一人だけになった。
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