デスアンサー・二校目
まるで心を見透かされた様だった。

質問さんの言ったことは全て合っていた。間違ったことなど一つもなかった。

「ち・が・う?」

質問さんはぐっと私に顔を近づけ、再び聞き直してきた。

「…っ違…くない…」

「あはっ♪やっぱり♪」

質問さんは手を後ろに組んで、クルリと一回転した。

「私ね、そういうドロドロしたカンケーだぁいすきなの!!ねぇももちゃん、私と取引しなぁい?私がオガミくんのココロのなか聞いてくるから、あなたは他のことをして!」

「何を勝手に…っ!というかオガミじゃなくて緒方!」
< 29 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop