デスアンサー・二校目
質問さんはひらっと宙に舞い、ドアの上の窓枠に座った。

「えっとーじゃあーさっきういちゃんに聞いたんだけど、オガm…緒方くんとの思い出あるばむがういちゃん家にあるんだって!それを持ってきて!…あ、今は私がドアを閉めてるから出られないけど今開けるね♪」

質問さんは人差し指で窓を指差し、スッと右に向けた。すると窓がさっと開き、新しい風が入ってきた。

「ももちゃんが出たらすぐ窓を閉めるから、戻ってきたら私の名前を呼んで!あ、私の名前は美波 結雨(ミナミ ユウ)!結雨でも結雨ちゃんでも好きに呼んでね♪ういちゃんのお家は…知ってるよね?だってあなた達ーーー…」

質問さん…結雨は静かに言った。

「『オトモダチ』…だったもんね……?」

「っ!!お前!!!」

私が結雨を追いかけようとすると、結雨はもういなくなっていた。そして私はぐっと歯を噛み締め、窓から外へと出た。
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