デスアンサー・二校目
私はいつも否定されている。

私は認められない。

「質問さんは…どうしたら私を殺してくれるかな」

溢れる涙に気づかれないようにスカートに顔を埋める。

「死ぬのは怖いけど…もう否定されるのは耐えられないかも……」

毎日の様にお母さんに殴られたり蹴られたりするのはもう嫌だ。

やっぱり自分の手で復讐したい。

「おっみっけ」

いきなり後ろから声が聞こえ、声の主は私と背中合わせになる形でストンと座った。
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