デスアンサー・二校目
「あぁ質問さんか…」

「落ちついてるねぇ。あ、私の名前は美波結雨だからね」

「結雨…かぁ」

何となく綺麗な名前だなぁとぼんやり思いながら顔を上げた。

「なんか悩んでるね?私に話していただこうか」

「やっぱわかっちゃうかー…いいよ話してあげる…あのね結雨…私死にたいんだけどね、私を苦しめた人に復讐してから死にたいんだ…」

私は暗い瞳で話す。

「でね、結雨に殺してもらいたいんだ…『その時』に」

「…そう」

結雨は静かに言った。

「死ぬのは案外怖くないかもよ?いや、人によるけど…。私だって元・人間だし」
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