デスアンサー・二校目
「えっ結雨って人間だったんだ…てっきりもとからいるのかと思ってた…」

「もとってなによ〜」

こうしていると普通に楽しかった。結雨と話していると自然と気持ちが落ち着く。友達ってこういう感じなのかなぁ。

「さて、そろそろ他のところへ行くとしようか…ありがとう、話せて楽しかった…」

「結雨」

気がつくと、結雨の名前を呼んでいた。

やはり私は誰かに頼りたいのかもしれない。

そして私は、言った。

「結雨ーーー…私を殺してくれる?」

これが私の最期の質問。

結雨は一瞬びっくりしていたけど、私の気持ちを悟ったみたいだった。

そして私は赤い塊になった。
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