デスアンサー・二校目
「どこだ…どこだ…」

クローゼット、本棚、そして机の引き出しーーー…

「…!!あった!」

思わず歓喜の声を漏らしてしまった。こんなことをしている暇じゃない。早く学校に…

「っあ!」

ばさっとアルバムが落ちてしまった。それを取ろうとして目を落とすと、アルバムの1ページが私の目に飛び込んできた。

「…っ!!!」

私は目を大きく見開き、左手で口を押さえた。

そこに載っていたのは夜坂とありとくんのツーショット。そして二人のカバンにはお揃いのストラップが付けられていた。

「これってーーー…!」

そう。それは私が夜坂にあげたものだった。
< 45 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop