恋なんてするわけがないっ‼




もう一度、今度は先程より更に強く抱きしめられる。






長い間気持ちを閉じ込めてたけど、
藤沢も同じだったなんて思いもしなかった。





恋愛なんてもうしないって思ってたのに、
どうしていつも藤沢は私を助けてくれるんだろうか。





………私には、この先藤沢しか愛せない。






その気持ちが伝わるようにと私も藤沢を強く抱きしめた。





「紀田があんまりにも俺に素っ気ないから、俺はお前に嫌われたくなくてずっと同期でしかない、同期でいようって思い込もうとしてたんだ。
……紀田が好きだってここに帰ってくる途中言ったの嬉しかった。まぁ、酔ってたけどな。」






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