恋なんてするわけがないっ‼
藤沢の用意してくれた朝食………目玉焼き、ソーセージ、ミニトマト、トースト、ヨーグルトを頂いて、藤沢の運転する車で私の家に行くことになった。
「私の家、なんにも面白くないよ?何度も入ったことあるでしょう?」
お互いの家で飲むこともあったし、送ってもらってることも多いから、藤沢にとって珍しいことは何もないはずだ。
「まぁ、結構行ってるけどな。心持ち違うから。それに服、着替えたいだろ?」
運転しているから、チラッと少しだけこちらを見る。
あぁ、この流し目。最近気付いたけど、私この目好きだな。
もう見られていないのに顔の熱がひかない。
その熱を冷まそうと窓の外を見ていると、
いつの間にか私の部屋のあるマンションに着いていた。