恋なんてするわけがないっ‼
着替えを用意して浴室に行き、シャワーを浴びた。
着替えて髪を乾かし、化粧を済ませて居間に戻ると、藤沢はじゃあ行くか、と言って部屋を出て行く。
突然部屋を出ていってしまうものだから、私は焦ってその後を追いかけた。
「え!藤沢⁉どこに行くの⁉」
ほら鍵閉めて、といつ取ったのか、私に部屋の鍵を渡す。
わけのわからないまま言われた通りに鍵を閉める。
「水族館、行くぞ。」
一言そう言うと藤沢はすぐに駐車場に向かう。
とりあえず置いて行かれないとは思うが、急いでその後を追った。
車に乗り込むと藤沢は何故か楽しそうに運転を始めた。