先生の彼女です。2nd
ブーブーブー
ポケットの中で鳴る携帯を取り出す
彩花から
急いで電話に出る
「もしもし?何かあった?」
「ハァッ……た、けて」
「彩花?どうした?」
「…な、ぐ…られた」
「は?どういうこと?」
「い、からッ…ハァ…はやくッ」
「殴られたって、傷どれだけある?」
「わかんないッ…起き上がれないの…痛いよッ」
「今どこ?」
「げんか、ん」
「外?」
「うん…ハァ」
「救急車向かわせるから待ってて」
「やだ!いやッ!」
「彩花?」
「怖い…ケホケホッ」
「大丈夫、怖い人じゃないでしょ?」
「やッ!」
「…わかった。すぐ行くからどうしても動けないならそこにいて?動けるなら家の中にはいってて」
「わかった」
この時の俺は甘く見てた
少し友達と喧嘩したくらいだと
そう思ってた