先生の彼女です。2nd
30分くらいして涼太の携帯が鳴った
2人で廊下を出る
「うん。…わかった。んー…先輩にかわるから」
携帯を渡される
「あ、もしもし柑奈ちゃん?」
「あ、翔琉先生。あの、咲眠ってるんですけど、顔赤くて息荒いんです。で、熱っぽくて…寝かせておいた方がいいですか?」
「まじか。んー…1回起こせる?」
「わかりました」
電話の向こうで柑奈ちゃんが咲を呼ぶ声が聞こえる
なかなか起きないらしい…
「先生、咲起きない…」
…意識失ってるんじゃ?
「咲の熱はかれる?」
「あ、はい」
少しして体温計が鳴る音が聞こえた
「38.9℃です」
「たかっ…汗かいてる?」
「いや、汗はひいてて服が冷たいんです」
「それ咲意識失ってるわ…」
「え!どうしたらいいですか!?」
電話の向こうで焦り出した柑奈ちゃん
と、目の前で心配そうに俺を見る涼太
「焦らなくて大丈夫だよ。どうしようかな…救急車こっちで手配するから咲のことお願いして大丈夫かな?」
「あ、はい!わかりました、着替えとかさせた方がいいですか?冷たいから…」
「うん、よろしく。ありがとうね」
「いえいえ!」
そこで電話をきる
「どうでしたか?」
「意識失ってるっぽいんだよね…救急車手配したいから連絡してくる」
「わかりました」
俺は急いで救急に行って連絡をいれてもらった