先生の彼女です。2nd
「………き…さ……さき」
「……ん…んん」
目を開けると心配そうな顔の翔琉がうつった
「おはよ。大丈夫?」
「…ん……彩花は…?」
「彩花は大丈夫。ただ、喘息あるみたい。だから注意しないと」
「喘息……」
私の遺伝だよね…
私が強ければ…
「言っとくけど、咲のせいじゃないからな?」
「…うん……」
「よく頑張ったな。彩花のこと。助けてくれてありがとな」
「ふぇッ…ぅわぁぁあ」
不安から一気に解放されて、安心感から涙が溢れた