君を待ってるから

「オレ、マッチ担当~!」

「いや、絶対にオレ!」

やっぱり男子はマッチをつけたがっている。

「ダメ!あんたたちはふざけるから!」

アユミちゃんが強気な性格で安心した。
注意する人がいないと、危なそうだから。

「何でだよー。」

「やーだね、オレ火つけるから!」

ちらっと、アユミちゃんがこっちを見た。
助けを求めるような目で。

「...。」

私はそっと視線を反らした。
アユミちゃんはぷうっと頬を膨らませた。
私はそれに苦笑いをした。



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