君を待ってるから

美紗に誘われた。

土曜、プールに行かないかって。

「私と海華と拓くんともとと亜里ちゃんで、ねっ?」

美紗の表情があまりにも期待で輝いていて、断れなくて。

「うん。」

でも、楽しみ。

「楽しみだな、海華。」

拓くんは私に笑ってみせた。

「うん...っ!」

なんていうか。

胸がはずんだ感じがした。
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