双姫 IV 番外編
ドサッ…
『んー……手応えないなぁ?』
地面に転がる男達をほっといて路地裏を出る。
この辺って雑魚ばっか?
『神龍』しか強いの居なかったりして(笑)
「ねぇ〜…もう、行こうよぉ……!」
「子供みたいに駄々をこねないで下さい。
みっともないですよ。」
こ、この声は!!
急いであっちから死角になる場所へ隠れる。
「なーんでこんな時間に学校抜け出して
見回りしなきゃなんない訳ぇ?
それに、お弁当食べて直ぐとか
昼休み終わっちゃうじゃーん!!」
「紘達もそうやって見回りしてるんですから
文句を言うのは止めなさい。」
私が夜に行動しないから学校を抜け出して
見回りをしてるみたいだった。
『……ふーん…用心深いんだ。』
見つかるのも時間の問題ですかね。