双姫 IV 番外編
「うッ……そう、き!」
『ちょっと、黙っててくれる?』
ガッ!
「ぐぁ!?」
一早く意識が戻った男の首を掴む。
『まだ知られる訳にはいかないからねぇ〜?』
ドサッ…
ありゃ、気絶しちゃった。
ほっといて芦喜達を見る。
「あぁ!もうこんな時間だよぉ!!」
「次の授業は国語ですか……。
あの教師は少しでも遅れると
小言を言いながら触ろうとしますからね。」
「は、早く行こぉ!!」
何やら慌てて人ごみの中に紛れて行った。