双姫 IV 番外編
『行ったか……。』
壁を背にして座り込む。
このままじゃ…アッサリ捕まりそうだなぁ。
でも、そんなのつまらない。
『いっその事盛大に暴れちゃいますか!』
面白い策を考えながら
転がってる男達を叩き起こす。
『ちょっと〜?』
「うッ……うわ!!」
「うわ!!」って若干傷付くんですけど。
人を化け物みたいにさ?
あ、『嵐王』の総長さんに
自分でそう言ったから化け物か!
『今から『双姫』は女だと流してねぇ〜?』
「は、はいぃ!!」
これで『双姫』は二人存在する事になる。
さぁ…この情報に
『神龍』の皆さんはどんな反応をするかな?