双姫 IV 番外編


『行ったか……。』


壁を背にして座り込む。


このままじゃ…アッサリ捕まりそうだなぁ。
でも、そんなのつまらない。


『いっその事盛大に暴れちゃいますか!』


面白い策を考えながら
転がってる男達を叩き起こす。


『ちょっと〜?』


「うッ……うわ!!」


「うわ!!」って若干傷付くんですけど。
人を化け物みたいにさ?

あ、『嵐王』の総長さんに
自分でそう言ったから化け物か!


『今から『双姫』は女だと流してねぇ〜?』


「は、はいぃ!!」


これで『双姫』は二人存在する事になる。

さぁ…この情報に
『神龍』の皆さんはどんな反応をするかな?


< 109 / 549 >

この作品をシェア

pagetop