双姫 IV 番外編
「ふ、二人!?何がどーなってんだ!!」
他に情報を探しても
それだけしか書かれていない。
「舜が調べたらそんな事書いてあったんだぁ。
僕ら、街を見回ってたんだけど
残念ながら会わなかったんだよねぇ〜。」
「それも、同じ時間帯に
また一つの族が潰されました。
今度は…正当派の族です。
『双姫』は見境無しに族潰しをしています。」
「正当の族まで潰してるの!?」
「うっわぁー…紘の親父さんキレそうだな。」
俺ら『神龍』は親父が作った掟がある。
・正当な族を潰さない。
・一般人を巻き込まない。
・未成年は酒、煙草禁止。
この三つの掟を破れば『黒龍』に潰される。
親父を怒らせたら地球が滅ぶ!
そう錯覚する程恐ろしいんだよ。
「紘、どうしますか?」
「どんな奴だろーと
『神龍』の名にかけて捕まえてやるさ。」
『双姫』首洗って待ってろ。
雲の様に掴み所が無い『双姫』を
どう捕まえるか話し合った。
紘sideEND