双姫 IV 番外編


「おい!大丈夫か!?」


「……うぅ……ッ…お前は『神龍』か…?」


駆け寄って起こすと
ソイツは正当派族の幹部だった。


「誰にヤられた!まさか…『双姫』にか!?」


「お前らも追ってたのか。
流石は世界一の族だな…。」


「こんな時に褒めんなよ…。
で、お前らはどっちの『双姫』と会った?」


情報では女と男らしい。
それ以外は何故か情報が無い。


「…女……不気味な白い仮面を付けた。」


「仮面?」


「あぁ。
まだ、遠くには行っていないと思う。」


って事はさっき迄ここに居た訳か。
やっぱり、勘って当たるんだな。


「カッコ悪ぃけど、お前に託して良いか?
アイツを止めるの。」


「あぁ、俺が必ず捕まえる。」


「頼んだぞ。」


『双姫』が向かった方向を予測して
また探し回った。


紘sideEND


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