双姫 IV 番外編


『ふぃ〜……『神龍』から逃げるのは
中々大変ですなぁ。』


目を細めて前を見ると、実喜姉と芦喜の姿。


でも、なんとなく離れた方が良いって
勘が働くんだよね。


『さーてと!そろそろ帰りますか。』


仮面を直し、知らん顔で人ごみに溶け込む。


明日はもっと大胆に動いてみようかな?


口元を押さえて笑う私は、
周りから見れば狂気に映っているだろう。


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