双姫 IV 番外編

運命



『紘にぃ、いってらっしゃい。』


「おう!」


日課になった朝の見送りが終わり、
自分の支度もする。


「あら、朱音も出掛けるの?」


『うん。』


「この前話してたお友達?
今日は何して遊ぶの??」


母さんの問いに笑いを堪える。


『んーとね、鬼ごっこかな?』


それも盛大で広範囲でする。


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