双姫 IV 番外編
私の気持ち…?
『寂しい…蒼空が居ないと心が空っぽで。
でも、戻って来ないって分かってる!!』
あの建てられた墓石や、
変わり果てた冷たい身体を見て。
嫌でも現実を突き付けられた。
『どうして…助けてくれなかったの?』
『どうして…抗争なんてしてたの?』
引き返さなかった私も悪い。
蒼空が死んだのは私のせいなのに、
誰かのせいにしたいと矛盾になる。
″ おねぇちゃん…ごめん…ねぇ? ″
『蒼空…どうしてあの時笑ったの……?』
「ッ!?」
泣き疲れた私はそのまま気を失った。