双姫 IV 番外編
「その件については不問にします。
私達も潰しに向かう予定でしたからね。」
『え……。』
「あの人数を相手に勝てるとは凄いですね。
……『嵐王』は元々正当な族だったんですが、
総長の代替わりによって
悪くなる事は珍しくありません。」
『あの族は潰しても良かった族って事…?』
「まぁ、そうですね。」
喜んで良いのかどうすれば良いのか
いまいち分からない…。
複雑な顔をしていると分かったのか
少し笑って頭を撫でられた。