双姫 IV 番外編


明らかにその音は路地裏から聞こえる。


『もしかしたら……。』


アイツらかもしれない。


そう思って路地裏をこっそり覗く。


「おいおい!こんなもんかよ!!」


「お前ら『蓮覇』なんだろ?
弱っちいなぁー!!」


五人に対して複数の男達がリンチしていた。


『アイツらじゃない。』


残念な気持ちと安心に似た気持ちが
入り交じっておかしな気分になる。


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