双姫 IV 番外編


別に助けなくても良い。

でも、軽々しく「死ぬ」って
言葉を吐いたのは許せない。


『……ハァ…暗いし、大丈夫だよね。』


足音を立てずに近付く。


「そーいや族潰ししてる奴が居たよな。」


「確か、なんだっけ?」


「俺らもヤられたりしてな!!」


『へぇ、良い勘してるじゃん。』


ドガッ!!


一番近い男の背中を思いっきり蹴った。


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