双姫 IV 番外編
「既にいくつかリストが、
求婚者が貴女を狙っているわ。
その殆どが『神崎』を手に入れたがってる。」
机の上に資料の束が乗せられる。
「この量は私も初めて見たわ(笑)
とりあえず一度食事…『この人かな?』え!?」
ペラ
資料の束から適当に抜き取る。
ふーん…病院の理事長か。
『はい、この件は解決!』
欠伸をしながら席を立つ。
「ちょ、朱音!?
そんなに適当に決めるなんて!
好きになってからでも遅くないのよ!?」
『出来ないよ…そんな人。』
死んじゃえば関係ないから。