双姫 IV 番外編
悠華side
バタン
出て行った朱音に何も言えず、
扉を見詰める。
「…ハァ……とりあえず仮婚約者にしましょう。」
出来るなら朱音が、
いいえ…お互いを想い合う事が出来れば……。
私と琉駕のように!!
「それに適当にしてももっとあるでしょ!
こーんなにいっぱいあって同じ歳の子だって!
なんで、年上ぇ!?
そんなの相手が良い思いするだけだわ!!」
紘だってもうすぐ高二。
中学の時は普通に通っていたけど
あまりにもファンが多くて今では変装通い。
「早いものね…朱音も高校生……。
高校生…そう、高校生よ!!!」
閃(ひらめ)いたわ(๑•̀ •́)و✧