双姫 IV 番外編
「こんな地味男に寄って来ねぇよ。」
金色の瞳は黒のカラコン&黒ブチ眼鏡。
更に制服を着崩さない事で
地味オーラを醸し出している。
「むぅー………。」
俺の彼女可愛い…。
「おら、お前ら公共の場でイチャつくな。」
「急ぎましょう。
授業に遅れ…「屋上行くぞ〜」……端へ。」
二年の廊下を堂々と歩く一年。
俺達は廊下の端に立って通り過ぎるのを待つ。
ん?なんで端に立つかって??
だって俺、めちゃくちゃ臆病だからな☆
「あれが入って来た一年ね…どこの族?」
「確か『蓮覇』だったか?」
「いえ…『双覇』ですよ。」
舜が訂正した。