双姫 IV 番外編


「あ?改名したのか??」


「みたいですよ。」


ふーん…『双覇』ね。


「おーい!早く来いよ!!
ってどんだけ食うんだよ!?」


「類って食いしん坊ぉ〜♪」


「だから、あんなに育つんですよ。
一番背が高いですし。」


「俺も負けてらんねぇな。」


その会話を静かに聞いていると
遅れて一人の男が大量のパンを抱えて来た。


なんだあの量!!あれを一人で食うのか!?


あまりの衝撃にパンから目が離せない。


ピタッ


「……………?」


いきなりパンが俺の前で止まった。

目線を上に向けると、


「…………………。」


ソイツは俺の顔をジッと見ていた。


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