双姫 IV 番外編
「誰だ…?」
画面には一通のメールが届いていると
表示されていた。
開くと息子の名前。
「天空からか。」
そのままスクロールする。
ミシッ…
「ん?家鳴りか??
この屋敷も随分古いならなー。」
「そうか?頑丈そうに見えるが。」
「頑丈そうでも油断は禁物だな!
点検して貰って脆い所は修繕するか。
いきなりバキッ!ってなったら困るからな!」
バキッ!!
「「え……………。」」
「あぁ、壊れてしまった。
これで何台目になるかな?」
カシャン…
掌からバラバラになったスマホが
床に向かって落ちて行く。
「る、類?」
「ど、どうした?」
俺の顔を見て真っ青になる兄貴と義兄さん。
「…少し、留守にします。」
「「は!?」」
二人の間をすり抜けバイクに乗り込んだ。
類sideEND