双姫 IV 番外編


朱羽side


「あ、あぁ…言った方が良いかな!?」


「で、でも…言ったって変わらないよぉ?」


私達はお母さんに
天空の行動を話すか話し合っている。

張本人は楽しそうに笑ってるけどね!


「どうせ朱音さんが捕まるのは
変えらんねぇだろ?」


「そうだとしても知ってるのと、
知ってないのとでは覚悟が違うでしょ!?」


「ブハッ!か、覚悟って!!
もう捕まる前提じゃ〜ん♪」


「お父さんはお母さんに対しては
ネジが飛びまくるからねぇ…。」


ブォン!ブォン!!


あ、このバイク音は…。


お母さんを見ると、
その音が誰のバイクから響いているのか
分かったんだろう。


『る、類!?ど、どうしてここに!!??』


「愛する夫が来たのに喜んでくれないの?
飛ばして来たのに…。」


あー…お母さん、頑張って!!


私も諦めて静観する事にした。


朱羽sideEND


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