双姫 IV 番外編
玲side
「なんか、いきなり天気崩れたな。」
あんなに穏やかだった海が
荒々しく波打ってる。
「海の水ってしょっぱい!
飲んじゃった!!」
浮き輪してたのに飲んだのか…。
「あっれぇー!
あそこに居るのって類じゃない!?」
「あ?類は集会だろ??」
でも、確かにあれは類だ。
朱音が腕を引っ張ってなんか揉めてる。
その近くに楽しそうに笑う天空。
「………あー…大体納得した。」
「玲(れい)?」
「真白(ましろ)、類に近付くなよ。
お前ら…って……どうなっても知らね。」
今の類に近付いたらトバッチリ受けるから
俺と真白は安全地帯に避難した。
玲sideEND