双姫 IV 番外編


「おーい!」


『あ!燐(りん)!愁斗(しゅうと)!!
お願いだから類を止めて!』


「へ?」


二人の頭上に?がいっぱい出てる。


『天空がお酒飲ませちゃって!』


「る、類が…。」


「…酒……?」


しまった!


近付いてた足が止まり、徐々に離れて行く。


『ちょっと!なんで、遠ざかるの!?』


「類がお酒飲んだら暴れるんもん!
僕…絶対無理ぃー!!」


「じゃ、じゃあな!!」


光速と思える程のスピードで逃げた二人。


『も、もぉぉぉぉー!!!!!
お願いだから止まってよぉ〜(泣)』


男と女…どちらの力が強いか誰でも分かる。

引き止めてる筈が
引き摺られるみたいになっていた。


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