双姫 IV 番外編


前は自ら闇に身を沈めてたのに
皆の側…光を感じてしまってからは変わった。

暖かくて、優しくて。
冷たい闇と違う。


『ごめ…んなさい…ごめ…ん…。』


響き渡る泣き声に耳を塞ぎながら謝る。


『蒼空…「気付いてませんか?」ッ!?』


いきなり声を掛けられ、驚きながらも振り返る。


『貴方は!』


「また会いましたね?」


さっき道端で会った青年が立っていた。


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